香水ラジオ 🌹✨ 毎回一本の香水を徹底解剖

40 Episodes
Subscribe

By: 香水ラジオ

香りの向こう側にある物語、知っていますか?🌹💭 毎回ひとつの香水を深掘りして、誕生秘話から調香師の想い、隠された文化的背景まで、10分以内で濃密な物語をお届けします🎧 シャネルNo.5の革命性から、ニッチブランドの知られざる名作まで💎 あなたが普段まとっている香りには、どんなドラマが込められているのでしょうか?🎭 香水初心者から上級者まで、香りを愛するすべての人へ💕 通勤中🚃、家事をしながら🏠、リラックスタイムに🛁 香りの世界への扉を開く新しい体験をお楽しみください✨

✂️ Clip this podcast
【第439回】ルラボ シウ25|乾いた木とアイリス、北京の静けさ
【第439回】ルラボ シウ25|乾いた木とアイリス、北京の静けさ episode artwork
Yesterday at 1:39 PM

香水の名前が、そのまま材料の木の名前だった。今回はそんな一本です。Le Labo(ル ラボ)が北京へ捧げたSHIU 25(シウ 25)、その名はホウショウという木を指します。

聞きどころは三つ。ひとつは香りの組み立て方です。この香水はトップ・ミドル・ラストを公表せず、温かい木の上に幻想的なアイリスと樹脂の乳香が浮かぶという、上下の層で説明されます。乾いていて、甘さはほとんどありません。ふたつめは、香りのふるさとになった北京の四合院のラボ。清朝の皇族の旧邸を復元した空間で、使い込まれた木の床と中庭が、そのまま香りの舞台になっています。そして三つめが使いどころ。静かに見えて、周囲にはしっかり届く香りでした。少なめから始めるのがコツです。


【第438回】メゾンマルジェラ セーリングデイ|冷たい海風と赤い海藻が描く青い海
【第438回】メゾンマルジェラ セーリングデイ|冷たい海風と赤い海藻が描く青い海 episode artwork
Last Friday at 12:09 PM

Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のSailing Day(セーリング デイ)。青い夏香水と聞くと、砂浜やシトラスを想像しませんか。実際は、アクアティックとアルデヒドの冷たい飛沫から、白い帆のような薄い花、レッドシーウィードとアンバーグリスの海中へ沈む香りです。公式九ノートの流れ、Wood Sage & Sea Salt(ウッド セージ & シー ソルト)など三作との違い、Violaine Collas(ヴィオレーヌ・コラス)とパロス島2001年、青い薬局瓶の物語もたどります。春や夏の朝から日中、白いTシャツやリネンへ軽く。肌によって塩気、石けん、金属、海藻の感じ方が分かれるため、少量から後半まで確かめたい一本です。


【第437回】トムフォードビューティ ホワイトスエード|白いムスクと静かな革の温度
【第437回】トムフォードビューティ ホワイトスエード|白いムスクと静かな革の温度 episode artwork
Last Thursday at 9:20 AM

TOM FORD BEAUTY(トム フォード ビューティ)のWhite Suede(ホワイト スエード)。名前から強い黒革を想像しませんか。実際は、タイムとマテの乾いた緑、サフランの温度、白い革とムスクが同時に響き、肌の近くへ静かに移る香りです。公式の七つのキーノートを時間の流れに沿って聴きながら、Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のレプリカ レイジー サンデー モーニングなど三作との違い、Harry Frémont(ハリー・フレモン)と2009年の四つの白いムスク、透明なガラスと白いキャップのボトルもたどります。春秋のオフィスや静かなデートが本命。真夏は冷房の効いた室内で一噴きから、白いムスクに残る革の触感を確かめたい一本です。


【第436回】パフューマーエイチ インク|静かな煙に残る青いインクの余韻
【第436回】パフューマーエイチ インク|静かな煙に残る青いインクの余韻 episode artwork
Last Wednesday at 12:31 PM

Perfumer H(パフューマー エイチ)のInk(インク)。黒く鋭いインク臭を想像しませんか。公式が描くのは、青いインクが白い紙へ触れる瞬間と、薄暗い図書館の夜です。エレミとブラックペッパーの張りから、パピルス、ベチバー、シダーの乾いた紙と木、フランキンセンスの静かな煙へ焦点が移る流れを音声でたどります。Lalique(ラリック)のEncre Noire(アンクル ノワール)など三作との違い、Lyn Harris(リン ハリス)と青い手吹きガラス、京都製インセンスの背景も収録。秋や冬が本命ですが、真夏なら空調のある室内で一噴きから。近い距離で、書くことと読むことの静けさを聴き分けたい一本です。


【第435回】パフューマーエイチ モス|苦い柑橘が照らす、夜明けの苔
【第435回】パフューマーエイチ モス|苦い柑橘が照らす、夜明けの苔 episode artwork
Last Tuesday at 11:10 AM

Perfumer H(パフューマー H)のMoss(モス)。その名前から、暗く湿った苔を想像しませんか。モスが描くのは、その反対側にある夜明けの森です。苦いグレープフルーツからラベンダーとパインニードルを通り、ツリーモスとベチバーへ焦点が深まる流れを、音声でゆっくりたどります。Aesop(イソップ)のHwyl(ヒュイル)、Le Labo(ル ラボ)のBaie 19(ベ 19)との違い、Lyn Harris(リン・ハリス)と手吹きガラスの背景も収録。春や梅雨が本命ですが、真夏なら涼しい朝に一噴きから。近い距離で静かな緑を聴き分けたい森林香です。


【第434回】ルイヴィトン ニュイドゥフ|白と黒のインセンスが昇る砂漠の夜
【第434回】ルイヴィトン ニュイドゥフ|白と黒のインセンスが昇る砂漠の夜 episode artwork
Last Monday at 12:05 PM

Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のNuit de Feu(ニュイ・ドゥ・フ)は、甘い暖炉ではなく、砂漠の夜に立つ薫香を描いた香りです。現行公式ページにピラミッドの掲載はなく、ホワイトインセンスの乾いた明るさ、ブラックインセンスとナチュラルレザーの温度、ウードとムスクの肌に近い余韻を会話でたどります。濃密なOmbre Nomade(オンブレ ノマド)、甘い火のBy the Fireplace(バイ ザ ファイヤープレイス)との違いも聞きどころ。Jacques Cavallier Belletrud(ジャック・キャヴァリエ=ベルトリュード)が、薫香とルイ・ヴィトンの革の歴史をどう結んだのか。秋冬の夜に一噴きから試す使い方までお届けします。


【第433回】バイレード オボロ|花と石がほどく、朧の記憶
【第433回】バイレード オボロ|花と石がほどく、朧の記憶 episode artwork
07/26/2026

BYREDO(バイレード)のOBORO(オボロ)は、冷たい空気と肌の温もりを同じ距離に残す日本限定作です。ベルガモット、ブラックペッパー、ジンジャーの光から、ピオニー、バイオレット、ミネラルアコードへ。最後はインセンス、ベチバー、ソルテッドアンバーへ輪郭がほどけます。雨の土を思わせるBaie 19(ベ 19)、白い清潔感のBlanche(ブランシュ)、乾いた森のGypsy Water(ジプシー ウォーター)との違いはどこにあるのか。「朧」を詩、写真、映像、限定外装へ広げた制作背景も聞きどころです。梅雨や初秋の静かな街で、無彩色の服に合わせて一噴きから試す使い方まで、会話でたどります。


【第432回】ロジャ イソラブルー|シトラスの光から、草と革の地中海へ
【第432回】ロジャ イソラブルー|シトラスの光から、草と革の地中海へ episode artwork
07/25/2026

青い島の名を持つのに、海水の香りではない。ROJA(ロジャ)のIsola Blu(イソラ ブルー)を取り上げます。レモン、ベルガモット、ライムの光が、果実とクリーミーな白い花を通り、刈った草、苔、木、革へ移る流れ。第431回のテール ドゥ エルメス、オー ジヴレーとの違い、前身Oligarch(オリガルヒ)をロジャ・ダヴが「同じ香り」として再提示した背景もたどります。名前は青い島でも、典型的な塩水系マリンではなく、レモン園、ヴィラ、庭、革小物で一日の時間を作る作品です。ターコイズとゴールドのボトル、春末から初秋の装いと距離感も聞きどころです。


【第431回】エルメス テールドゥエルメス|苦い柑橘から、火打石と大地の静けさへ
【第431回】エルメス テールドゥエルメス|苦い柑橘から、火打石と大地の静けさへ episode artwork
07/24/2026

苦い柑橘が、火打石を通って大地へ。Hermès(エルメス)のTerre d'Hermès(テール ドゥ エルメス)を取り上げます。グレープフルーツとオレンジの光が、ペッパー、シレックス、シダー、ベチバー、ベンゾインへ焦点を移す流れ。第205回のGuerlain Vétiver(ゲラン ベチバー)、第413回のTOM FORD Grey Vetiver(トム フォード グレイ ベチバー)との違い、ジャン=クロード・エレナがジャン・ジオノと一本の杭から考えた「縦方向の匂い」もたどります。底のHと金属の肩を持つボトル、凍結や溶岩へ広がった派生作、真夏に使う距離も聞きどころです。


【第430回】ERAM 29–別人|イグサと白い花が描く、初霜の静けさ
【第430回】ERAM 29–別人|イグサと白い花が描く、初霜の静けさ episode artwork
07/23/2026

イグサと白い花が描く、初霜の静けさ。ERAM(エラム)の29–別人(にじゅうきゅう べつじん)を取り上げます。冷たい緑から、イグサ、白い花、スズラン、パチュリ、ムスク、アンバーグリスへ移る構造。百人一首29番の初霜と白菊を「昨日とは違う自分」へ広げた物語、精油を採れないイグサの再構成、Physcool®による穏やかな冷感もたどります。エルバ フレスカ、オー ド ミンテとの違い、調香師・岸田茂雄と監修・評価を担う佐藤孝、30mL・13,200円・賦香率23%という仕様から、真夏の夜と晩秋の朝で変わる距離を考えます。冷たさだけで終わらない、肌へ戻る余韻も聞きどころです。


【第429回】タンバリンズ サマーテイルス|若葉と白い花を抜ける、静かな夏の終わりの風
【第429回】タンバリンズ サマーテイルス|若葉と白い花を抜ける、静かな夏の終わりの風 episode artwork
07/22/2026

若葉と白い花を抜ける、静かな夏の終わりの風。TAMBURINS(タンバリンズ)のSUMMER TAILS(サマー テイルス)を取り上げます。淡い葉とアニスから、スズランを思わせる白い花、シダー、パチュリ、ムスクへ移る構造。カモ、レイジーサンデー モーニング、オルフェオンとの違い、髪の流れを巻いたようなキャップ、ブランド初のヘアコレクションと21種類の香るスクランチもたどります。個人調香師を推測せず、香り、容器、髪、展示空間までを一つの作品にするタンバリンズの方法から、真夏の昼と夕方に似合う距離を考えます。11mLと50mL、同じ香りの髪用製品の選び方にも触れます。


【第428回】ドルセー K.M.|ペアと白いアイリスに光る雨上がり
【第428回】ドルセー K.M.|ペアと白いアイリスに光る雨上がり episode artwork
07/21/2026

雨の匂いではなく、雨が去った後の安堵を香らせる。D'ORSAY(ドルセー)のLove After Rain K.M.(ラブ アフター レイン ケーエム)を取り上げます。ペアとアルデヒドの水気が、アイリスバター、スズラン、アンブレットを通り、モス、トンカ、ウッドの静かな陰影へ移る流れ。Diptyque Fleur de Peau(ディプティック フルール ドゥ ポー)やCHANEL 1957(シャネル ナインティーン フィフティセブン)との違い、ファニー・バルが作った明暗、正体を明かさないK.M.の署名、雨のようににじむ線画もたどります。春から初夏の昼、淡いシャツへ近距離でまといたいフローラル・シプレです。


【第427回】トムフォード オンブレレザー|ジャスミンの光が差す黒いレザー
【第427回】トムフォード オンブレレザー|ジャスミンの光が差す黒いレザー episode artwork
07/20/2026

黒いレザーに、白い花の光が差す。TOM FORD(トム フォード)のOmbré Leather(オンブレ レザー)を取り上げます。カルダモンの冷気、ジャスミン サンバックを含むブラックレザー、アンバーとモスの乾いた熱へ焦点が移る構造。タスカン レザーやアクア ディ パルマ レザーとの違い、2016年から2026年まで続く派生作、ソニア・コンスタンの創作、マットブラックのボトルもたどります。革を薄めるのではなく、スパイスと白花で呼吸できる空間を作るところが本作の個性。秋冬の夜が本命ですが、配信時期の真夏なら空調のある場所へ一噴きから試したい、白い光を含むレザー香水です。


【第426回】ルイヴィトン アフタヌーンスイム|甘いオレンジが映す、真夏の海
【第426回】ルイヴィトン アフタヌーンスイム|甘いオレンジが映す、真夏の海 episode artwork
07/19/2026

オレンジの果汁が、青い波へ変わる。Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のAfternoon Swim(アフタヌーン スイム)を取り上げます。オレンジ、マンダリン、ベルガモットの丸い果汁感が、乾いたジンジャーを通り、アンバーグリスの淡い塩気へ近づく流れ。Orange Sanguine(オレンジ サングイン)やDior Homme Cologne(ディオール オム コロン)との違い、ジャック・キャヴァリエが込めた「ビタミンCのショット」、アレックス・イスラエルの青い波もたどります。真夏の午後に似合う一方、持続の感じ方は人それぞれ。価格との釣り合いを肌で確かめたいシトラスです。


【第425回】ルイヴィトン ステラータイムズ|白花で発光するアンバー
【第425回】ルイヴィトン ステラータイムズ|白花で発光するアンバー episode artwork
07/18/2026

オレンジブロッサムの白い光が、アンバーとペルーバルサムを空中へ浮かせる。

高濃度なのに重くない、黄金の宮殿を旅するようなパルファンです。


続きはYouTube/Spotifyで「香水ラジオ」を検索!


#香水ラジオ #ルイヴィトン #ステラータイムズ #アンバー香水 #オレンジブロッサム #香水紹介


【第424回】ペリスモンテカルロ ムスクエクストリーム|アルデヒドの光がムスクの体温へ変わる
【第424回】ペリスモンテカルロ ムスクエクストリーム|アルデヒドの光がムスクの体温へ変わる episode artwork
07/17/2026

アルデヒドの光がムスクの体温へ変わる。Perris Monte Carlo(ペリス・モンテカルロ)のMusk Extrême(ムスク エクストリーム)を取り上げます。アルデヒドとローズから、アイリスの粉、ムスク、ドライウッド、バニラへ。Chanel N°5(シャネル N°5)、Narciso Rodriguez For Her EDT(フォー ハー オードトワレ)、Musc Ravageur(ムスク ラバジュール)との違い、1928年の処方、ラダックの神話、1967年サマー・オブ・ラブまで。夏は涼しい夜に一噴きから試したい、清潔さと官能性の間にあるムスクです。


【第423回】ロジャ パルファムドゥラニュイ|ローズとサフランが熱を帯びる夜
【第423回】ロジャ パルファムドゥラニュイ|ローズとサフランが熱を帯びる夜 episode artwork
07/16/2026

ローズとサフランが熱を帯びる夜。ROJA(ロジャ)のParfum De La Nuit(パルファム ドゥ ラ ニュイ)を取り上げます。ベルガモットの薄明かりから、露を帯びたローズ・ド・メ、サフラン、サンダルウッド、レザー、ラブダナムへ。Tom Ford Oud Wood(トム フォード ウード・ウッド)、Portrait of a Lady(ポートレイト・オブ・ア・レディ)、Grand Soir(グラン ソワール)との違い、2015年の三部作と現行品の関係、Roja Dove(ロジャ・ダヴ)が語る「露が汗へ変わる」瞬間まで。秋冬の夜、近づいた人の記憶へ残したい日に似合うパルファムです。


【第422回】エリザベスアーデン ホワイトティーワイルドローズ|白茶と二つのローズが運ぶ海辺の微風
【第422回】エリザベスアーデン ホワイトティーワイルドローズ|白茶と二つのローズが運ぶ海辺の微風 episode artwork
07/15/2026

白茶と二つのローズが運ぶ海辺の微風。Elizabeth Arden(エリザベス・アーデン)のWhite Tea Wild Rose(ホワイトティー ワイルドローズ)を取り上げます。洋梨の花と赤スグリから、ブルガリアンローズとターキッシュローズ、マテとムスクへ。Rose Kabuki(ローズ カブキ)やPaul Smith Rose(ポール・スミス ローズ)との違い、Guillaume Flavigny(ギヨーム・フラヴィニー)とRodrigo Flores-Roux(ロドリゴ・フローレス=ルー)が託した季節最初のローズ、チャンギ国際空港のWhite Tea Houseまで。春から初夏、近距離で清潔なローズをまといたい日に似合う一本です。


【第421回】トムフォード ボアパシフィーク|冷たいスパイスが照らす森
【第421回】トムフォード ボアパシフィーク|冷たいスパイスが照らす森 episode artwork
07/14/2026

Tom Ford(トム フォード)のBois Pacifique(ボア パシフィーク)を取り上げます。カルダモンとターメリックの冷たい刺激から、オリバナム、オーク、シダー、サンダルウッドへ。最後はアンバーとバニラが乾いた木を肌の近くへ丸めます。エベーヌ フュメやグッチ プールオム、ボア アンペリアルとの違い、Rodrigo Flores-Roux(ロドリゴ・フローレス=ルー)とAdriana Medina(アドリアーナ・メディナ)、AI支援ツールCartoの役割、ビッグサーを舞台にしたキャンペーンまで。冷たいスパイスが照らす森として聴いてください。


【第420回】グロッシアー ユー|ピンクペッパーとアイリスが描く、静かな肌の輪郭
【第420回】グロッシアー ユー|ピンクペッパーとアイリスが描く、静かな肌の輪郭 episode artwork
07/13/2026

Glossier You(グロッシアー ユー)を取り上げます。ピンクペッパーの小さな火花から、アイリスの乾いた粉感、アンブレットとアンブロックスのムスクへ。ブランドが掲げる「人によって少し異なる香り方」は、どんな設計から生まれるのでしょうか。ディプティック フルール ドゥ ポー、ル ラボ アナザー13、ジュリエット・ハズ・ア・ガン ノット・ア・パフュームとの違い、スプレーとソリッド、親指の凹みを持つボトル、Frank VoelklとDora Baghricheの仕事、使いどころまでたどります。ピンクペッパーとアイリスが描く、肌に寄り添う輪郭として聴いてください。


【第419回】イニシオパルファムプリヴェ ムスクセラピー|シトラスと白いムスクが整える、肌に近い静けさ
【第419回】イニシオパルファムプリヴェ ムスクセラピー|シトラスと白いムスクが整える、肌に近い静けさ episode artwork
07/12/2026

Musk Therapy(ムスク セラピー)を取り上げます。ベルガモット、マンダリン、ブラックカラントの明るさから、ホワイトマグノリア、二つのムスク、クリーミーなサンダルウッドへ進むエクストレ ドゥ パルファムです。バイレード バル ダフリック、ナルシソ ロドリゲス フォーハー ピュア ムスク、バイレード ブランシュとの違い、個人調香師を公表しないイニシオの作り方、“セラピー”という名前の受け取り方、ヘアパフュームとボディクリーム、春から秋の使いどころまでたどります。シトラスと白いムスクが整える、肌に近い静けさとして聴いてください。


【第418回】ディオール ディオールパラダイス|甘苦いアーモンドがひらく南仏の記憶
【第418回】ディオール ディオールパラダイス|甘苦いアーモンドがひらく南仏の記憶 episode artwork
07/11/2026

Dior Paradise(ディオール パラダイス)を取り上げます。マンダリンの明るさから、ほろ苦くミルキーなアーモンド、ロースト トンカビーンと柔らかなウッドへ進む、風通しのよいウッディ・グルマンです。ラ コル ノワール城にあった数百本のアーモンドの木と、オルジェーを使ったカクテルの記憶。ゲラン ロム イデアル系、エルメス シテールの庭、ルイ・ヴィトン アフタヌーン スイムとの違い、フランシス・クルジャンの着想、通常版と限定クチュールボックスの違い、春夏の使いどころまでたどります。甘苦いアーモンドがひらく南仏の記憶として聴いてください。


【第417回】サンタマリアノヴェッラ フィエノ|シトラスと干し草が残す薬局の余韻
【第417回】サンタマリアノヴェッラ フィエノ|シトラスと干し草が残す薬局の余韻 episode artwork
07/10/2026

Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)のFieno(フィエノ)を取り上げます。名前はイタリア語で干し草。公式ノートは、ベルガモット、シチリアンシトラス、ローズ、ジャスミン、ミルテ、ラベンダー、スターアニス、サンダルウッド、バニラ、ベンゾイン、ベチバーで、干し草そのものは出てきません。だからこそ、シトラス、花、薬草、木、樹脂で干し草の空気を作るところが面白い一本です。シェルギ、イエルバマテ、フォワン フレシュマン クペ、ジッキーとの違い、1221年に起源を置く薬局ブランドの背景、現行100mlオーデコロンの購入目線、白シャツや読書時間に合う使いどころまでたどります。シトラスと干し草が残す薬局の余韻として聴いてください。


【第416回】モルトンブラウン ティーセレモニー|和梨と抹茶がひらく静かな茶室
【第416回】モルトンブラウン ティーセレモニー|和梨と抹茶がひらく静かな茶室 episode artwork
07/09/2026

Molton Brown(モルトンブラウン)のTea Ceremony(ティー セレモニー)を取り上げます。2026年に登場した、和梨、緑茶、抹茶アコード、ヒノキウッドを軸にしたオードパルファム。甘い抹茶ラテではなく、和梨の水分、抹茶のほろ苦さ、ヒノキの乾いた木質で、静かな茶室のような小休止を作る香りです。ザ マッチャ 26、マッチャ メディテーション、オ パフメ オーテヴェール、グリーンティーとの違い、調香師マチュー・ナルダン、商品展開、オフィスや雨の日に合う使いどころまでたどります。和梨と抹茶がひらく静かな茶室として聴いてください。


【第415回】イヴサンローラン ブラックオピウム|コーヒーとバニラが灯す夜の官能
【第415回】イヴサンローラン ブラックオピウム|コーヒーとバニラが灯す夜の官能 episode artwork
07/08/2026

Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)のBlack Opium(ブラック オピウム)を取り上げます。2014年に登場した、コーヒー、白い花、バニラを軸にしたオードパルファム。洋梨とピンクペッパーの明るい入口から、コーヒーとジャスミンの夜の心臓、バニラとウッドの甘い余韻へ進みます。グッドガール、コーヒーブレイク、ブラックファントムとの違い、4人の調香師、黒いグリッターボトル、秋冬の夜に合う使いどころまでたどります。人気作ゆえの魅力と、甘さ・強さ・人とかぶりやすさへの注意点にも触れます。コーヒーとバニラが灯す夜の官能として聴いてください。


【第414回】メゾンマルジェラ チェイシングサンセッツ|マンゴーと白花が沈む夕陽の余韻
【第414回】メゾンマルジェラ チェイシングサンセッツ|マンゴーと白花が沈む夕陽の余韻 episode artwork
07/07/2026

Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のChasing Sunsets(チェイシング サンセッツ)を取り上げます。1965年のブラジル・イパネマの夕暮れを、マンゴー、グアテマラ産カルダモン、チューベローズ、サンダルウッド、バニラで描くオードトワレ。第411回のBeach Walk(ビーチ ウォーク)や第394回のTom Ford Soleil Blanc(トム フォード ソレイユ ブラン)との違い、4人の調香師、レプリカらしい記憶のラベル、春夏の夕方に合う使いどころまでたどります。マンゴーと白花が沈む夕陽の余韻として聴いてください。夏の夕方に似合う香りです。


【第413回】トムフォード グレイベチバー|シトラスとベチバーが整える清潔なスーツ
【第413回】トムフォード グレイベチバー|シトラスとベチバーが整える清潔なスーツ episode artwork
07/06/2026

Tom Ford(トム フォード)のGrey Vetiver(グレイ ベチバー)を取り上げます。グレープフルーツの苦味、オレンジフラワーの明るさ、ナツメグとピメントの乾いたスパイス、ベチバーとオークモスの渋みが重なる2009年のオードパルファム。第205回のゲラン ベチバー、第208回のシャネル シコモアとの違い、ハリー・フレモンの調香、EDP・EDT・Parfum・Eauの違い、スーツや白シャツに合わせる使いどころまでたどります。土っぽい根を都市的に磨いた、シトラスとベチバーが整える清潔なスーツとして聴いてください。


【第412回】メゾンマルジェラ ネバーエンディングサマー|苦いオレンジと泡が宿す夏の記憶
【第412回】メゾンマルジェラ ネバーエンディングサマー|苦いオレンジと泡が宿す夏の記憶 episode artwork
07/05/2026

Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のNever-ending Summer(ネバーエンディング サマー)を取り上げます。ビターオレンジとスプリッツ アコードの発泡感、アールグレイとカルダモンの渋み、ベチバーやシダーの乾いた余韻が重なる一本。前回のビーチ ウォークとは違う、食前酒のような大人の夏を軸に、アランチャ ディ カプリやオレンジ サングインとの違い、レプリカの記憶ラベル、春夏の日中や白シャツに合わせる使いどころまでたどります。持続の穏やかさも含めて、肌でどう残るかを確かめたい香り。苦いオレンジと泡が宿す夏の記憶として聴いてください。


【第411回】メゾンマルジェラ ビーチウォーク|ムスクとココナッツが宿す海辺の記憶
【第411回】メゾンマルジェラ ビーチウォーク|ムスクとココナッツが宿す海辺の記憶 episode artwork
07/04/2026

Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のBeach Walk(ビーチ ウォーク)を取り上げます。ベルガモットとレモンの明るい入口、イランイランとココナッツミルクの乳白色の甘さ、ヘリオトロープの粉感、ムスクとシダーの肌に近い余韻が重なる一本。第394回ソレイユ ブランとの違い、レプリカ コレクションの記憶という考え方、春夏の休日や白い服に合わせる使いどころまでたどります。濃厚な南国香ではなく、サンスクリーンと潮風が残す静かな夏として聴いてください。

透明な薬瓶風ボトル、コットンラベル、Calvi(カルヴィ)1972の記憶まで含めて、香りとデザインが同じ方向を向く面白さも話しています。


【第410回】バイレード アルトアストラル|アルデヒドが光るブラジルのココナッツウォーター
【第410回】バイレード アルトアストラル|アルデヒドが光るブラジルのココナッツウォーター episode artwork
07/03/2026

Byredo(バイレード)のAlto Astral(アルト アストラル)を取り上げます。ココナッツウォーターとアルデヒドの白い立ち上がり、インセンス、ジャスミンペタル、ミルキームスクの肌なじみ、サンダルウッド、カシミアウッド、ソルテッドアンバーの塩気ある余韻が重なる一本。Beach Walkや第371回 Virgin Island Water、第92回 Baccarat Rouge 540 とも比べながら、「アルト アストラル」が持つ上機嫌な空気、ミニマルなボトル、春夏や旅先での使いどころまでたどります。甘いだけのココナッツではなく、白く整えられたブラジルの高揚感として聴いてください。


【第409回】イニシオ ウードフォーグレイトネス|サフランが灯す、闇のウードの威厳
【第409回】イニシオ ウードフォーグレイトネス|サフランが灯す、闇のウードの威厳 episode artwork
07/02/2026

Initio Parfums Privés(イニシオ パルファム プリヴェ)のOud for Greatness(ウード フォー グレイトネス)を取り上げます。サフランとナツメグの熱、ラベンダーの清潔さ、黒いウード、パチョリとムスクの余韻が重なる一本。第237回ウード ウッド、第92回バカラ ルージュ 540とも比べながら、秋冬の夜やフォーマルな場面で映える理由、少量で扱いたい強さ、黒と金のボトルが香りの印象と静かに深く響き合うところまで丁寧にたどります。初めて試すなら肌で少量から、という距離感も含めて話しています。


【第408回】ドリスヴァンノッテン ヴゥードゥーチレ|ローズマリーとパチョリが鳴る夜
【第408回】ドリスヴァンノッテン ヴゥードゥーチレ|ローズマリーとパチョリが鳴る夜 episode artwork
07/01/2026

Dries Van Noten(ドリス ヴァン ノッテン)のVoodoo Chile(ヴゥードゥー チレ)を取り上げます。2022年のビューティライン初期に登場したウッディ・アロマティック。カンナビスアコードとローズマリーの青い立ち上がりから、レンティスクとパチョリの樹脂感、シダーとサンダルウッドの乾いた木質へ進みます。Nicolas Beaulieu(ニコラ ボーリュー)がJimi Hendrix(ジミ ヘンドリックス)のギターの歪みを香りに置き換えた発想、比較香、秋冬の夜に合う使いどころまで、ローズマリーとパチョリが鳴る夜をたどります。


【第407回】バレンシアガ サンプールサン|金属ローズが残すクチュールの影
【第407回】バレンシアガ サンプールサン|金属ローズが残すクチュールの影 episode artwork
06/30/2026

Balenciaga(バレンシアガ)の100% Parfum(サンプールサン パルファム)を取り上げます。2025年の高級香水コレクションに登場した、ローズを主役にした一本。Rosa Damascena(ロサ・ダマスケナ)の花の量感に、Rose Oxide(ローズオキサイド)の冷たい金属感を重ね、甘い花束ではなくクチュールの影をまとった現代ローズへ仕立てています。Le Dix(ル ディス)の記憶、アーカイブボトル、調香師非公開という見せ方、ポートレイト オブ ア レディやアナザー サーティーンとの距離、春秋の夜に合う使いどころまでたどります。


【第406回】ペンハリガン ザカット|ミントと木が肌に残す清潔な余韻
【第406回】ペンハリガン ザカット|ミントと木が肌に残す清潔な余韻 episode artwork
06/29/2026

Penhaligon's(ペンハリガン)のThe Cut Eau de Parfum(ザ カット オードパルファム)を取り上げます。ミント、サイプレス、ファーバルサムを軸に、Savile Row(サヴィル・ロウ)のビスポーク・テーラリングを香りへ移した2025年の現代フゼア。Paul Guerlain(ポール・ゲラン)の設計、サルトリアルとの違い、グリーン アイリッシュ ツイードとの距離、ジャケットや白シャツに合う使いどころまで、ミントと木が肌に残す清潔な余韻をたどります。強さよりも線の美しさで記憶に残る一本です。


【第405回】ペンハリガン スポーツカークラブ|パチョリが残す英国ドライブの余韻
【第405回】ペンハリガン スポーツカークラブ|パチョリが残す英国ドライブの余韻 episode artwork
06/28/2026

Penhaligon's(ペンハリガン)のSports Car Club Eau de Parfum(スポーツカー クラブ オードパルファム)を取り上げます。車をテーマにしながら、香りの中心はガソリンではなく、ピンクペッパー、ユーカリ、サイプレス、パインウッド、パチョリ。2022年の限定発売から2026年の新パッケージ再登場までの流れ、Annick Ménardo(アニック・メナルド)の設計、カルティエ ロードスターや第396回ジュニパー スリングとの違い、春から初夏の使いどころまで、パチョリが残す英国ドライブの余韻をたどります。


【第404回】ゲラン エルブトゥルブラント|ハーブと白いムスクが揺らす田園の静けさ
【第404回】ゲラン エルブトゥルブラント|ハーブと白いムスクが揺らす田園の静けさ episode artwork
06/27/2026

Guerlain(ゲラン)のHerbes Troublantes(エルブ トゥルブラント)を取り上げます。ベルガモット、タイム、ミント、ローズマリーから始まり、オレンジブロッサムと白いムスクへ落ち着く、L'Art & La Matière(ラール エ ラ マティエール)のフレッシュ・アロマティック。旧名アン ディマンシュ ア ラ カンパーニュとのつながり、ティエリー・ワッサーとデルフィーヌ・ジェルクの二層の見方、第247回アブサン ボレアルとの温度差、春夏の白シャツに合う使いどころまで、ハーブと白いムスクが揺らす田園の静けさをたどります。


【第403回】ジョーマローンロンドン キャロットブロッサムコロン|粉感と白い花が灯す菜園の光
【第403回】ジョーマローンロンドン キャロットブロッサムコロン|粉感と白い花が灯す菜園の光 episode artwork
06/26/2026

Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)のCarrot Blossom Cologne(キャロット ブロッサム コロン)を取り上げます。フェンネルの明るいハーバル感、キャロット ブロッサムの淡い花、パチョリの土っぽい支えに、オレンジフラワーとホワイトムスクの清潔感が重なる数量限定コロン。2016年のキャロット ブロッサム & フェンネル コロンとの違い、菜園を香りにするベジー コレクションの背景、春夏の日中に合う使いどころ、白シャツに似合う近距離の余韻まで、粉感と白い花が灯す菜園の光を追います。


【第402回】ジョーマローンロンドン ベルベッティバターナットコロン|バターナットとパチョリが残す温もり
【第402回】ジョーマローンロンドン ベルベッティバターナットコロン|バターナットとパチョリが残す温もり episode artwork
06/25/2026

Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)のVelvety Butternut Cologne(ベルベッティ バターナット コロン)を取り上げます。ジンジャーの明るさ、バターナットのクリーミーでナッティな中心、パチョリの土っぽいウッディ感が、野菜の香水を近距離の温かなグルマンへ変えています。前回のスカーレット ビートルート コロンとの違い、Céline Roux(セリーヌ・ルー)が関わるベジー コレクションの背景、涼しい夜や室内での使いどころまで、香りの輪郭をゆっくり追います。


【第401回】ジョーマローンロンドン スカーレットビートルートコロン|カシスと土が残す赤い菜園の余韻
【第401回】ジョーマローンロンドン スカーレットビートルートコロン|カシスと土が残す赤い菜園の余韻 episode artwork
06/24/2026

今回はJo Malone London(ジョー マローン ロンドン)のScarlet Beetroot Cologne(スカーレット ビートルート コロン)。ブラックカラントの赤い果汁感から、切りたてのビーツの土と甘み、パチョリのウッディな余韻へ進む、2026年夏の数量・期間限定コロンです。ベジー コレクションの発売情報、Tiny Chef(タイニー シェフ)の遊び心、第87回ブラックベリー & ベイやビーツ系香水との違いまでたどります。野菜を奇抜さだけで終わらせず、日常に着られる赤い菜園へ寄せた一本です。カシスと土が残す赤い菜園の余韻として聴いてください。


【第400回】イヴサンローラン リブレベリークラッシュ|ラズベリーとバニラが残す赤い余韻
【第400回】イヴサンローラン リブレベリークラッシュ|ラズベリーとバニラが残す赤い余韻 episode artwork
06/23/2026

今回はYves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)のLibre Berry Crush(リブレ ベリークラッシュ)。リブレのラベンダーとオレンジブロッサムに、ラズベリーの果汁感、ココナッツの乳感、バニラとムスクの余韻を重ねた赤いオードパルファムです。第9回リブレ、第246回プラダ パラドックス、第129回バーバリー ゴッデスとの違い、食べられそうで食べられない公式コピー、赤いボトルとリップ連動の話までたどります。トップだけで決めず、白花と肌残りまで聴く回。ラズベリーとバニラが残す赤い余韻として聴いてください。